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2019/02/27

オーナー やまだ,コラム

ドライカットについて

◎ドライカットについて

幼少期、私は「散髪に行っておいで」という言葉が大嫌いでした。

 

散髪に行くと、「変」になる。

やっと伸びてきて馴染んだのに、また、あのブッサイクな・・・。

 

 

当時、カットといえば近所の散髪屋さんで、

ヘアスタイルの選択権も無く、「ふつう」って言ってました。

今考えると、「ふつう」って (^^)





マセてたのか、なんか分かりませんが、とにかく大嫌い。

 

 

中学校は、ボウズでしたから何も出来ず、

高校生になってやっと、ヘアースタイルの選択権が与えられた。

 

 

しかし、散髪屋さんに行けば、さすがに「ふつう」とは言いませんが、

やっぱり「オカシイ」。

 

 

結局、高校生の頃から自分でカットしていました。

 

ガタガタだろうが、自分でやった方がよっぽどシックリくる。

 

 

その後、停学になって強制的にボウズにされた以外は、カットに行かず。

 

 

美容学校に通っている最中も、自分でカット。

 

 

美容室に行ったことも無い私は、一度試しに行ってみようと、

卒業前に勇気を出して行ってみたのですが、

上手く伝えることも出来ず、あっけなく終了。。。。

 

 

 

私は、自然な感じで切ってもらいたかったんです。

 

カットしたての、不自然なヘアースタイルじゃなく、

こんな風に、ここは置いといて、でも、毛束感がでるように。。。。

 

 

で、その後就職しましたが、バリバリのサッスーンカットの先生です。

(サッスーンカットとは、今多くの方が行っている、

髪をウェットにしてパネルを引き出し髪に対して直角に切る、

いわゆるブラントカットです。)

 

当時は、ドライカットという技術が無かったのでしょう。

 

 

悶々と10年ほど美容師を続けます。

 

自分のイメージをカタチにできない。。。。。

 

 

一時期は、レザーカット(ウェットにした髪をカミソリで切る)をしていました。

ブラントカットに比べ、自然でやさしい質感になります。

しかし、仕上げでは使えない。

なぜなら、ドライ状態で切ると、ものすごく傷むんです。

仕上げにブラントカットしてしまうと、自然さが損なわれる。。。。

 

 

それから、また数年が過ぎたころ、

日本にカリスマ美容師ブームが起きます。

 

 

セミナーや、講習に出かけました。

 

 

そしてついに「ドライカット」に出会ったんです。

 

 

目から鱗、毛穴が総立ちするくらい感動しました。

 

 

幼い頃から自分が欲し、お客様に提供したかった質感。

ナチュラルで、カッコいい。



 

ドライカットという手法があることは知っていましたが、

「あれって、髪をガリガリ鋏で切るから傷むんでしょ?」

とか、

「乾かして切るくらい、オレも仕上げでいつもやってるよ。」

とかね、知らないのに自分の知識に当てはめて知ったかぶりしてました。

 

 

しかし、

実際に講習会場で見た光景は、

講師の先生が、

ドライカットを施したウィッグを逆さまにして振った。

そのウィッグを立てると、、、。

髪が、立体的に動き、毛束が自然に出来て。。。

 

 

「これ!、コレ~!!ありがとう!!」

 

 

って、一氣にクリアになった訳です。

 

 

 

一瞬で、ぜ~んぶ繋がった感覚ってあります?

 

 

それ以降、レザーは予備カットに使うことはありますけど、

20年くらいドライカットだけをやってます。

 

 

 

自分のイメージを伝える難しさは十分わかります。

今となっては、

カットの、技術とか、テクニックとか、手法とか、

そんなのは、あとの話で、

むか~し、私の話をちゃんと聞いてくれる大人は居なかった。

大人になっても、ちゃんと聞いてくれる美容師は居なかった。

 

だから、ちゃんと聞いて、お客さまの思っているイメージ以上の仕上がりを提供したい。

 

 

それには、ドライカットは、私にとっては必須のテクニックなんです。

◎ドライカットは3Dカット



3Dカットという意味ですが、

ウェット状態で髪をパネルから引き出し、揃えて切るという、

一般的に行われているブラントカットに対し、

ドライカットは切ると言うより、

「掘る」「削る」

と、表現したほうがイメージし易いかも知れませんね。

 

 

毛束を作り、影を利用することで、

 

動き・空気感・優しさ・立体感が表現できます。

 

 

「切る」より、「作る」でしょうか。

 

 

 

 

◎ドライカットは活かすカット手法ですです。

 

ヘアースタイルを作る上で、重要なのは「髪質」だと思われがちですが、

実は、それ以上に意識しないといけないのが「毛流」です。

 

引き出す毛束の位置が1cmズレれば、毛流は変わります。

場所によっては90度流れが変わります。

 

流れの違う髪を一緒に切ってしまうということは、

無理なブローをしない限り、髪は馴染みません。

 

と、いうことは例えば、

汗をかいて自然に乾いときには、

違和感のあるヘアースタイルになるということです。

ドライヤーやアイロンが必須アイテムになるわけです。

 

 

出来る限り自然な、

髪が行きたい方に向かっている状態、

クセが出た状態、

その状態で髪を観察しながら、

無理なくカットすれば、

再現し易いヘアースタイルに仕上がるんです。

 

ともすれば、余計なことをせず、手を加えないで乾いた方が

美容室での仕上がりに近いヘアースタイルになるハズです。

普段の生活の中で、ヘアースタイルを保てる。

崩れてもカワイイ、カッコいい。

 

ということは、手入れが簡単です。

 

 

そして何より「自分らしいスタイル」と言えます。

 

 

「作る」と言うより、

「発見」して、「活かす」





「自然は完璧だ。私たちは創造していない発見しているだけだ」

By ガウディ

 

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