金剛駅のすぐの美容室、Hair`s・Bar・BINヘアーズ・バー・ビン

2012/8/11

オーナー やまだ

素敵な奥様だったんでしょうね

毎日、お客様と会話を楽しんでいます。
涙が出るくらい笑う事も、泣きそうになる事もしばしば。。。


先日も、
お客様:あのー、何て言ったかな?美容メーカーの「リスボン」。。。
私:?、、、「ミルボン?」ちゃいます?
お客様:はははっ、そうそう、「リスボンはケーキ屋か」はははっ。
私:リスボンって!!はははぁ〜 ケーキ屋ですかぁ〜??

まぁ、リスボンってケーキ屋もあるかも知れませんが、
ポルトガルの首都なんですけど(^^;)



今日のお客様は、70過ぎの白髪のお父さんです。
元々は、お嬢さんが若い時からお客様でした。

髪が膨れやすく、短くしてもスグに頭がデカくなるので、
今回はツーブロックカットにしました。
分かります?
サイドの内側だけ借り上げて、上の髪はかぶせます。

お父さん:
「こんなアタマ、ジジィがしても良いんか?」
私:
「ジジィがしても全然OK!OK(^^)」


私は、ご年配の方の昔話を聞くのが好きで、
戦後の話とか、若かった時のお話しを良く伺います。

この時のお話しは、
小学校の6年生の時に初めて海を見た話で、
汽車に乗って行った事が楽しくて、煙の匂いもハッキリ覚えていらっしゃるとか。
めちゃくちゃ大きな船を見てスゴイと感動されたんですって。
お父さんは、大阪で造船の会社に勤めていらした事を知っていたので、
「その時の感動が切っ掛けだったんでしょうかね?」
って言うと、
「ああぁ、そうやったんかもなぁ〜。」

面白いですね。
他人に話して初めて気づく事もあるのでしょう。


で、また髪型の話しが。。。
「他人に笑われたら、わしはイヤや嫌やと言ったのに、
先生が勝手にやったんや!って言うで」。。。

・・・そう言いながら嬉しそうですけど。

「ハイハイ、何とでも言って下さい。
でも、きっと評判良いハズですよ〜。メッチャ似合ってるじゃ無いですか!」


そして、今回初めてお聞きした事ですが、

生前、奥さんが、
「散髪屋さんは、カタチ通りにしか切らないからアカンわ、
一回、娘の行ってる美容室に連れて行ってもらったら?」
と言って下さってたそうです。
「歳とってもオシャレにしないとアカンよ。」とも。

お父さん、
腹は太鼓腹で、背は小さくて・・・でも、
オシャレで、こう言っちゃ失礼ですがカワイイ。
朗らかなやさしいお顔立ちで、清潔感あるんですよ。



「お盆で嫁さん帰ってくるからキレイにしとかんとな。」
と言ってお越しになったお父さんが、帰りがけに一言。
・・・
「嫁さんに見せてやりたかったなぁ。」
・・・
・・・
なんかねぇ、ジーンとしちゃいました。



きっと、お仏壇の前で、
「どうや?わしはイヤや嫌やって言ったんやけど、
先生が勝手にやったんや!・・・
お前が行けって言った美容室に行ってるぞ。
どうや?・・・似合ってるか?」
って、照れながら言ってるのが目に浮かびます。


奥様に誉めてもらえたら良いですね。



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